ワークショップデザイン論 第2版

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仕事の都合で、ワークショップってなにか、知ったかぶりができる必要がでてきたので、年末年始休みを使って読んだ。本当は、まったく興味がない。結局、同じことをやって、同じ結果を再現できないようなものは信用できない。というか、同じことを繰り返すことすらできないような代物なのだけど。

いいとこついていると思う箇所はいくつもあるし、主張が全部間違っていると言っているわけではない。だけど、そんなことは、独学する場合だって、ひらめきや理解に至るために、一人でシミュレーションしながら似たようなことをやっているわけだし。ワークショップ信奉者(意味なくワイガヤをよしとするような人種を揶揄してそう呼んでます。この著者はそれとは違う。今どこまでやれていて、ちゃんと限界を踏まえている)には、もっと自分で突き詰めろよ、と言いたい。「学び」とは、体系的な知識を獲得することであって、ワークショップの文脈では「学び」とは言わないで、ほかの言葉を使ってほしい。

この本自体は、使える本です。冒頭で言ったように「知ったかぶりができる」ための知識は獲得できたと思います。ありがとう。