HERE COME THE DRONES

HERE COME THE DRONES クリス・アンダーソン：わが愛しのドローン(WIRED Single Stories 014)

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コンデナスト・ジャパン (2012-10-15)
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    世の中、ここまで来ているとは…二足歩行が簡単ではない理由を学者が云々
    している間に、ASIMOなどができてしまった時の衝撃以上である。軍用ド
    ローンが数万～数百万ドルだったのが、数十～数百ドルで同じレベルのも
    のが手に入る。攻撃できないことを除けば…

    この段階になると、この本の主張はがぜん現実味を帯びてくる。つまり、
    1970年代にはパソコンがオタク的な趣味以外に何に使うかわからなかった
    が、Webを生み出すに至ったのと同じことだという主張である。ドローン
    も今は趣味的な用途ぐらいしかわからないが（本書後半には事例がいくつ
    も事例があるが）、将来役立つ使い道が発明されるだろうという蓋然性は
    高いと信じるに足る。テクノロジーを解放すれば、後から結果はついてく
    ると、期待したくなるのだ。

    ドローンの技術の多くがスマートフォンと共通だという。しかも人間以上
    のモビリティを備える。移動センサーは限定的で、街角カメラ、農業むけ
    センサーなどは固定という従来の状況を覆しそうである。

    法的な側面について、どんなテクノロジーでも悪用の危険性はあるので、
    ドローンだけが危ない技術ということはない、というのは楽観的ではある。
    しかし、18歳の若者にバイクの免許を取らせないことには無理があり、安
    全な乗り方を教えることが建設的ということだ。そちらの意見を信じさせ
    るに十分な技術だと思う。

    というわけで、4台ほど欲しいな。