記述論理とWebオントロジー言語 (知の科学)

posted with amazlet at 14.06.07

兼岩憲
オーム社
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セマンティックWebやLinked Dataを支えるOWLの理論となる記述論理についての教科書。1,2,5,3章をこの順に読んで、4,6章は未読。構成が優れているため、まえがきのガイドに従って、興味のあるトピックから読んでいくことができる。ALC言語ファミリーとその下位/上位言語であるFL-/SI言語ファミリーについて簡潔な解説があって、OWLとの対応づけが明確にわかる。3章ではTBox,ABox上の推論タスクとタブロー法が例を交えて解説されている。例は小さいものになってしまうのはしかたなく、興味があればFaCT++, RacerPro, Hoolet, Pellete, KANON2を使ってみればよいだろう。命題論理はわかるが、述語論理は挫折したような人でも理解できると思う。

http://owl.man.ac.uk/factplusplus/
http://www.racer-systems.com/
http://owl.man.ac.uk/hoolet/
http://pallet.owldl.com/
http://kanon2.semanticweb.org/