クラウドからＡＩへ - inak0shiのブログ

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朝日新聞出版 (2013-07-18)
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【自分向けメモ】

- ナレッジ・グラフ(Google, 知識ベース)

+ 元々はメタウェブ・テクノロジーズ(米)の「フリーベース」

- ディープ・ラーニング >スパース・コーディング(Sparse Coding)

+ 脳のメカニズムを具体的なアルゴリズムへ転化

+ 目や耳から入力された情報を、段階的に抽象化して徐々に上位の概念を形成

+ 大量の情報から、抽象化に必要な本質的情報だけを少しずつ抜粋

+ 隠れ層をより多層化しても、現実的な時間内で情報処理ができる

- Siriの情報保存期間 = 最長2年間

+ "Apple Finally Reveals How Long Siri Keeps Your Data" (米Wired.com, 2013年4月19日付)

6か月間:: ユーザを示すランダムな番号(ユーザーIDやEメール・アドレスではない)をつけて保存

18か月:: 番号は削除され、ユーザとの関連付けが解除された状態で保存

- ロボット自動車

どこにいるかを把握:: 「モンテカルロ・ローカライゼーション」、

人や車、障害物を把握:: 「カルマン・フィルター(動的ベイジアン・ネットワーク)」

- エージェント・アプローチ

+ 明確な目標を定めたプロジェクト・マネージメントがエージェント・アプローチの真髄(著者個人の解釈)

+ 1990年代から導入された研究開発の手法

+ プロジェクト・リーダーが下記を具体化し一気にプロジェクトを完遂

1. 目標の具体性「このAIシステムは何を目標とするのか」

2. 目標の実現可能性

3. 社会的に見て有意義なプロジェクトか「社会にどんな利益をもたらすことができるのか」

4. 時事性

5. 発展性

6. 話題性、パブリシティ

7. モチベーション

例:: 「ディープ・ブルー」(IBM, 1997年, チェス・マシン)

例:: 「ワトソン」(IBM, 2011年, クイズ)

ベイカー,「IBM 奇跡の"ワトソン"プロジェクト」,早川書房

- AIロボット

+ 「超高速取引」、「高頻度取引(High Frequency Trading: HFT)」

+「スタット・アープ(統計的な裁定取引：何千種類もの株の長期的な相関関係の乱れを付いて、瞬時に大量売買で利益を得る手法)」

+ AIロボットのために、ニューヨーク証券取引所は超高速の通信回線を用意

+ ダウジョーンズ「レキシコン」。ボット専用のニュース配信システムを提供

- 雇用なき景気回復(Jobless Recovery)

+ リーマンショック以後、不景気を脱した後も750万人中350万人(47%)の雇用しか取り戻せていない。労働者の仕事を、各種業務用ソフトが奪った

+ ラッダイト運動(1811--1817年,英国)

- 統計・確率的な手法への批判

+ ピーター・ノービク(Google)