2017-04-08

雨の日も、晴れ男

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ミズノオフィス (2013-04-25)
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2017-04-08

デカメロン上 (河出文庫)

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ジョヴァンニボッカッチョ
河出書房新社 (2017-03-07)
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時代が500年も違うと、言葉も背景も全然違うはずだが、ボッカッチョのノリみたいなものはこんな感じだっただろうなぁ、と思えるように訳すことに腐心したとの、論文的なあとがきがある。その努力は報われている。ほぼ下ネタと猥談なのだが、それをそれとして楽しむことができた。ペストで人口が3分の1減ったような状況が垣間見える文章がボソっと冒頭にあって、もう笑うしかないみたいな様子も生かさず殺さず、慎重に訳されている。

2017-02-25

イモータル (中公文庫)

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萩耿介
中央公論新社 (2014-11-21)
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2017-01-24

アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書

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加藤俊徳
あさ出版
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脳は、思考、伝達、理解、運動、記憶、視覚、聴覚、感情の8つの系統に大分類され、異る「番地」がそれぞれの機能を担う。番地の配置関係から、各機能の依存性がある程度理解されるので、例えば記憶力が弱くなったと思ったときは、記憶系に近い配置にある他の機能を鍛えることで、弱まった機能を活性化するような強化のアプローチがありうる。また、機能の中でも左脳と右脳とでは役割が違うので、例えば理解系であっても左脳は論理的、右脳は空間的な把握のように区別して強化のポイントを絞れる。だが、脳を鍛えるには、自動的な思考から脱却して、常日頃使うことが少ない番地を活動させ、白質の「枝ぶり」を育てることが重要。適度な負荷をかけてトレーニングすることも有効。

記憶系が弱くなってきていると自覚しているが、振返れば、上記ができていないと思いたることが多々ある。思考、感情との連動が重要とのこと。これとは別に、伝達、理解も案外ダメな気がする。番地ごとに、チャレンジしたいメニューをピックアップする。

思考

必ず10分間の昼寝をする: 昼寝枕を買うところから
自分の意見に対する反論を考えてみる
寝る前に必ず3つのことを記憶する: 楽しかったこと、大変だったこと、やりのこしたこと

感情

「楽しかったことベスト10」を決める
「大好きなものを10日間絶つ
「ほめノート」をつくる

伝達

相手の話に3秒間の「間」を空けて応じる
相手の口癖を探しながら話を聞く

理解

10年前に読んだ本をもう一度読む
普段絶対読まない本のタイトルを黙読してみる

運動

頭が働かなくなったらひたすら歩く: 10〜15分ぐらい
名画を模写する

聴覚

あいづちのバリエーションを増やす

視覚

電車の中から外の看板を見ながら数字の「5」を探す

記憶

1日20分の「暗記タイム」をつくる
新語・造語を考えてみる
「論語」を覚える
前日に起きた出来事を3つ覚えておく: というよりは「思い出す」
その日の「ベスト発言/ワースト発言」を選んでみる
日曜日に翌週の予定をシミュレーションしてみる

読書レベルとしては容易だったので、アタマがどんどん元気になる! ! もっと脳の強化書2はナナメ読みぐらいにする。またメニューどおりにやればよいのではなく、自分なりの工夫をすることが大事とのこと。

2017-01-18

ビッグデータと人工知能 - 可能性と罠を見極める (中公新書)

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西垣通
中央公論新社
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生物と機械は、開放系と閉鎖系、自律的と他律的な関係にあって明確な境界で分けられる。だから、シンギュラリティは世迷い言。欧米の識者が、楽観派にしろ悲観派にしろ、シンギュラリティを真剣に論じるのは一神教が根本にある。第五世代コンピューティングの失敗は、特にリーダー達が言語コミュニケーションに対する洞察を欠き、政治的、経済的な効果にのみ注意をそそぎ、専門技術的な短期目標達成に猛進したことが大きい、といった内容。AIでなくIA (Intelligence Amplifier)を目指すべきとも。
大筋同意できるのだけど、「機械との闘争」を都合よく解釈をしているところがあるように思えた。また、人間は有機物、機械は無機物であるが、どちらでも情報処理ができると認めるなら、機械が意識を持ちえないことや、人間が意識を持っていることも認めるのが自然ではないだろうか。機械は閉鎖系、他律的というのは著者の主張であって、これを認めてよいかは意見が分かれたとしてもおかしくはない。

2045年問題コンピュータが人類を超える日 - inak0shiのブログ